2011年12月16日
修理不可能証明書
昨日、親子3人のお客様が来ました。
「旅行用のキャリーケースの鍵の部分が直りますか?」
とのこと。すぐに現物を見たのですが、鍵の取っ手のプラスチック部分が割れています。
プラスチック部分を交換しないことには無理そうです。
「残念ながら直せません。作ったメーカーに問い合わせて部品を交換してもらった方が早いと思います。」
東京のデパートで買った物だそうで、値段その他はお聞きしなかったのですが、最近の物は何でもちゃちにできているか、修理を全く考えていない作りが多いのです。
プラスチック部分の多用。一体形成。
壊れたら買い直せと言われているようです。
「保険の関係で修理不可能証明書を書いてもらいたいのですが。」
と言われて、思わず師匠に電話をしました。
きっちりA4の紙にその旨書いて手数料を取りなさいと言われ、その通りの話をお客様に話しました。
とりあえずお客様はもう一度メーカーに問い合わせますとのことで、証明書は書かなかったのでした。
修理不可能証明書などという物は作ったメーカーが書く物で、町の修理屋さんである僕などが、書く物ではないと思うのですが、皆さんはどう思われますか?
Posted by 隊長 at 09:58│Comments(0)
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